【未来を鍛える 】森下陽介氏への独占インタビュー

宮城県大衡村に拠点を置く、著名な製造企業『株式会社森下機械製作所』から、貴重な知見を余すことなくお届けします。

株式会社森下機械製作所

宮城県大衡村

 飲料、酒造、食品工場における生産設備装置メーカー

森下 陽介 様

代表取締役


なぜ外国人エンジニアを試してみようと思ったのですか?

大衡村は若手が枯渇。CADもPCも触れる人材はほぼゼロでした。
そこへ “工業系大卒で日本で働きたい” Zuitt生を紹介され、『これだ!』と直感しました。


──  1日職業体験での手応えや不安はありましたか?

  • 組み立て・分解が速い、しかも丁寧

終わったら隣の子に『ここはこうだよ』って教え出すんです。これは正直びっくりしました。

  • 工場見学で核心を突く質問

『原価は?』『改良の余地は?』と、いきなりそこを聞くか!というくらい踏み込んでくる。

  • ChatGPT通訳で会話が止まらない

英語の壁をどうしよう…と思っていたら、意外とストレスなく話が進む。ここは大きかったです。

クリスマスに帰っちゃうとか、残業どうなるとか。この5人は面接で確認したけど まだ不安は残ってます。目線合わせは入社前後でやり切るつもりです。


── 予定2名が5名採用へ増えた決め手は?

4年後に再雇用のベテラン4名が65歳になります。
彼らの世代交代を考えたら “5名一括育成” が最適解 と確信しました。優秀な日本人を探すコスト、時間を考えると合理的でした。


── 育成イメージはどう考えていますか?

1年目:組立担当+顧客現場同行
機械が“現場でどう使われるか”まで体で覚えてもらう。

~3年:小規模案件の工程づくりとチーム統率
3人チームを束ねて、納期逆算の工程表を自分で引く練習。

スリランカ人社員が1年半でリーダー化した前例がある。全員“原価感覚のある技術者”に育てたい。


── これから試す企業へ ― 森下社長から3つのヒント

ChatGPT通訳は一度触っておく
英語を急に覚えるより早い。初日の不安がだいぶ減ります。

残業・休日など“働き方のルール”は面接で徹底的に言語化
曖昧にすると後で必ずズレる。入社前に目線合わせ、入社後も擦り合わせ。

 職業体験はコストもリスクもほぼゼロです
悩むより1日呼んでみて、合わなきゃ採らなきゃいい。それだけだと思います。


── 同じ悩みを持つ製造業の社長へ一言

停滞=衰退”だと思っています。優秀な人が来ないなら、まず1日職業体験だけでも試してください。

Zuitt生は日本人以上に日本人らしいという印象。社内に良い刺激と新しい風を吹き込んでくれるはずです

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